仕事

社外プロジェクト終盤。最後の最後に衝撃の事実を知ることに。

新卒社員4前回のミーティングがあってから、今まで以上にがむしゃらになった。

次に私に与えられたミッションは完成品のテスト。

本来ならテスターがやる作業だけど、その時の私はそんなこと知らない。

自分で作ったプログラムのテストはしたことあるが(きちんと動作するかどうかの簡単なテスト)、業務でテスト作業は始めてだった。

テスト仕様書って何?

内容はまずはテスト作業の手順を資料にすることだった。

意図した動作以外に想定外な動きも含めて、どうプログラムが動くか検証してバグ探しを行っていく作業だ。

この作業が今までで一番苦労することになるとは思っていなかった。

 

意図した動作はすぐに書ける。

そこからが大変。

それなりの経験値があれば想定外な動きを予測できるが、新米の私には想像が全く出来ない。

私以外にもテストをする部署があったので、どんなことをしていたか聞きに行ったりもした。

この部署は私が行おうとしているテストより更に上のテストを行う部署で、環境毎に1動作が何秒かかるかを調べたりしている。

 

資料のフォーマットももらい、意図した動作を落とし込む。

そこから先輩社員に相談をして、想定外の手順をソースコードと睨みっこしながら思いつく動作を挙げていった。(動作中にLANケーブル抜いたり)

 

しかし、その作業工程はとんでもない数だった。

小まめに開かれるミーティングで進捗状況のチェックを行い、資料に不備があればすぐに修正。

正直、リーダーに指摘されることが恐怖になっていた。

納期までにとても終わりそうもない量だったので最終電車まで作業を行い、朝一で会社に向かう日々が続く。

もちろん、会社までは1時間以上の移動時間があった。

しかし、勉強する気力が残っておらず、休日にしか勉強をする時間を確保できなかった。

 

そして若さとやる気で無事に資料を作り上げた。

1週間で700枚以上の資料となった。

ミーティングで資料を渡し、途中経過での手直しが効いたため修正はなくOKサインをもらう。

そして、リーダーからもお褒めのお言葉を頂くことができた。

 

この時の達成感は今でも忘れられない。

 

プロジェクト最後のミッション

このテスト仕様書を作成後、最後のミッションが言い渡される。

作り上げたテスト仕様書をテストすることだった。

休日出勤もしていたこともあり、次の日から有給を使わせてもらい、十分に身体を休めた。

この時は流石に勉強などと言っている場合じゃなく、思いっきり寝たのを覚えている。

寝溜めはできないのは分かっていたけれど、深く、深く眠りについた。

 

有給が終わり、テスト作業を淡々と進めていく。

もうほとんど頭に入っているため、作業はスムーズだった。

稀に意図しない動作になり、バグも発見することが出来た。

そんな中、先輩に言われた一言がとても心に突き刺さる。

 

「このプログラム、お前は何人の人が使うと思う?」

 

ソースコードを見ていた時から気になっていたが、外国語も表示されるようになっていたため、全世界で使われているプログラムだろうと思い、素直に全国で沢山の人に使われるんじゃないですかと答えた。

 

「これは管理者が使うプログラムだから世界で数十名くらいだよ。」

 

ショックだった。

今回のプロジェクトではプログラミングは出来なかったが、徐々に勉強し、ゆくゆくはプログラミングに携われる業務がしたかった私にとって衝撃的な事実を知ることとなった。