介護

寝たきりを防ぐにはどうしたらいい?意識する3つのポイント

寝たきりを防ぐにはどうしたらいい?意識する3つのポイント

元介護士のさと→☆(@arosatalk)です。

前回は寝たきりによって二次的な機能の衰え『廃用症候群』についてお話ししました。

心とからだそれぞれに廃用症候群があり、からだを動かさないことによってより悪化してしまうという恐ろしい症状でしたね。

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寝たきりと廃用症候群についてお話ししましたが、「じゃーどうすればいいの?」という点についてお話ししようと思います。

3つのポイントをご紹介するので、意識してお年寄りと接してみて下さい。

基本は食事・運動・休養。+αで定期検診を

基本は食事・運動・休養。+αで定期検診を

お年寄りが寝たきりになる三大原因は、

  • 脳卒中
  • 年齢による衰弱
  • 転倒

です。三大原因を意識するだけでも十分に防ぐことが出来ます。

三大原因の他に、重い病気やケガが原因になることもありますし、風邪で寝たきりになってしまうこともあります。

脳卒中や衰弱を避ける為には、規則正しい生活習慣がポイントとなります。

日頃から健康管理を大切にし、バランスのとれた食事や程良い運動、十分な休養をとりましょう。

転倒では骨折する可能性も少なくありません。たんぱく質・カルシウム・ビタミンを摂取しましょう。

その他にも、定期検診には毎回行くように心掛けることが大切。自分のからだは自分で分かるという方がいますが、専門の方に診てもらった方が確実です。

少しでもからだに変化を感じたら、早期受診しましょう。

からだが健康的だからといって、転倒しないとは限りません。何かにつまづいてしまうことも考えられます。

可能であればバリアフリーなど、住まいの安全対策をすることで転倒を予防できます。

 

閉じこもりにならないように外出をする

閉じこもりにならないように外出をする

まず、閉じこもり症候群についておさらいしましょう。

  1. 本人の変化(よく居眠りするようになったなど)を周りの家族が見逃してしまう
  2. 以前はやっていたことをやらなくなってくる
  3. 外出する機会がなくなり、生活空間が狭くなってくる
  4. 家族に対する依存心が強くなってくる
  5. からだを動かさないことによる機能低下の進行
  6. 寝たきりになる

お年寄りが家にこもってばかりいたら要注意です。周りの方は外出するよう促していきましょう。

放っておけば寝たきりに近いてしまいますので、避けなければなりません。

外の気候を言い訳することもあるかもしれません。寒かったり、暑かったりしたら億劫になる気持ちも分かります。

しかし、ここで周りの家族が頑張らなければ閉じこもり症候群になり、やがて寝たきりになってしまうことでしょう。

外食に誘ったり、孫の顔を見に行ったり、一緒に散歩をするでもいいと思います。

最初は嫌がるかもしれませんが、外出することによって刺激を受けることで閉じこもり症候群を予防することができます。

外出することによって、人と交流することもあるかもしれません。1番いいのは同年代のお年寄りが集まるような場所です。

近くの公園や、住区センター、デイサービスなどで共通の価値観を持ったお年寄りと出会うかもしれません。

昔話に花を咲かせたり、趣味に熱中することもあります。

このような出来事があると、お年寄りも外に出るのが日課になり、孤独感を感じることもなくなるでしょう。

外出することによって、起きている時間が長くなり、意欲を持って生活することができます。

 

お年寄りに役割と生きがいを持たせることの大切さ

お年寄りに役割と生きがいを持たせることの大切さ

これは何回かお話ししているのですが、過介護になってしまうことは気をつける必要があります。

お年寄りが自分自身でできることを全て手伝ってしまい意欲を削ぐことは、依存心を植えつけることになってしまいます

閉じこもり症候群の④は『家族に対する依存心が強くなってくる』です。せっかく外出するようになったとしても、家の中では依存していたら、心の廃用症候群になりかねません。

それは介護者側としても本望ではないですよね?

介護を受けるお年寄りは、今まで頑張ってきた仕事を離れ、子供を独立させました。

社会での役割も、家族内の役割も若い世代に譲ったお年寄りに必要なものはなんだと思いますか?

それは生きがいです。

生きがいと言っても大げさなものでなくて、趣味に熱中したり、楽しくおしゃべりする顔馴染みがいたりと、楽しみができればいいと思います。

また、お年寄りも様々な経験をしているので、日常生活で困ったことがあったら頼ってみるのも1つの手。

「椅子のネジが外れちゃったから、直せないかな?」とか、「洗濯物、一緒に畳んでもらってもいい?」など簡単なものでもいいのです。

肝心なのは、何かの『役に立っている』という意識が生きがいにつながってきます。

主な介護者と周囲の方は積極的に応援していきましょう。

 

寝たきりを予防しよう

それでは最後に、寝たきりを予防する生活法についてご紹介したいと思います。

バランスのとれた食事

バランスのとれた食事を規則正しく3食摂取しましょう。

運動・休養

適度な運動をしましょう。散歩やデイサービスでマシーン運動したり、ラジオ体操も効果的です。

夜更かしはせず、睡眠は十分に取ることが大切です。

健康管理

少しでも不調を訴えたら、早期受診しましょう。定期検診も受けておくと安心です。

外出の機会を持つ

外の景色を見たり、人との交流を持つことでいい刺激になります。

周りの方は積極的に外出に誘いましょう。

役割を持つ

簡単な仕事でいいので、役割を持ってもらいましょう。

現役を引退しても、社会の一員であるという意識は生きがいにつながります。

自分で出来ることは自分で

出来ないことは手伝いますが、自分で出来ることは自分でやってもらいましょう。

自分でやることによって自立した生活を送れます。

 

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