介護

なったら困る『寝たきり』の原因

なったら困る『寝たきり』の原因

元介護士のさと→☆(@arosatalk)です。

前回はお年寄りの心とからだの変化についてお話しさせていただきました。

しっかりと予防すれば、みんながみんな「寝たきり」になるわけではないという事をお伝えしたと思います。

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では、今回は『どうして寝たきりが起こってしまうのか』ということをお話ししていきます。

 

『寝たきり』にも種類がある

『寝たきり』にも種類がある

『寝たきり』は、

  • 病気になってしまい、安静にしていないといけない(又は動けない)
  • 心身の機能が低下してしまう(筋肉が痩せてしまって、動けない)

上記以外にも何らかの原因で長期間ベッドで過ごし、日常生活において介助を必要する状態のことです。

では、『寝たきり』の種類はどのようなものがあるのでしょうか。次のようなものが挙げられます。

  • 自分では寝返りをすることも出来ない
  • 少し介助をしてもらえれば食事やトイレは自分で出来る
  • 本人が動きたくなくてベッドで寝て過ごす(本人都合)
  • ずっと寝ていれば介助しなくて済む(介助者都合)

この下から2つは「寝たきり」である必要があるでしょうか。それぞれの都合により寝たきりになってしまうお年寄りは少なくありません。

ご本人の過ごし方で寝たきりになっているのであれば、生活の工夫が必要です。介助者側の都合であれば、世話の仕方を変えなければなりません。

 

寝たきりになってしまう原因

寝たきりの原因は、

  • 以前、転倒してしまい、歩くのが億劫
  • 体に麻痺がある
  • 病気またはケガによるもの
  • 腰や関節が痛くて動きたくない
  • やる気が起きなくて動くのが億劫

などが挙げられます。

 

動けるのに動かなくなる状況

動けるのに動かなくなる状況

お年寄りの場合は色々な機能が低下しています。

その低下している状態でからだを動かさず寝てばかりいたら、機能低下に拍車を掛けて寝たきりになることでしょう。

車椅子のお年寄りがいたとして、リハビリを頑張って杖歩行が出来るようになったとします。

しかし、些細なきっかけで動くことをやめてしまえば状態は逆戻りします。

些細なきっかけとは、お年寄りの習慣に関係あります。

例えば、日課にしていた散歩をやめてしまう。などが挙げられます。いつもしていたことをしなくなった時は注意が必要です

 

過介護が寝たきりを招く

過介護が寝たきりを招く

過介護とは、介護者が手助けを必要以上にしてしまうことを言います。

本当ならお年寄り本人も頑張れば出来る。しかし、時間がかかるから…などの理由により介護者側の都合で過介護になってしまうことはケースとして多いです。

最初は風邪を治すために寝ていたのに、過介護もあってお年寄りもそれに甘えてしまいます。

動かない生活に慣れ、どんどん落ちていくからだの機能。

風邪はとっくに治っているのに、動かない生活に慣れたせいで食事をベッドで。

体力も低下しているので、トイレに行くのが億劫になり、ポータブルトイレを使い出すかもしれません。

ベッドから立ち上がる体力もなくなり介助が必要になってくると、介助者も「オムツの方が楽だ」と考えるようになり、最終的に寝たきりになってしまいます。

 

閉じこもりは寝たきりになりやすい

閉じこもりは寝たきりになりやすい

最初は寒いから外に出たくないといった些細なきっかけだったとしても、それが続けば閉じこもりになってしまいます。

閉じこもりを続ければ続けるほど、からだの機能低下につながるのですが、からだだけではありません。心の中も変化していきます

外出しないことによって、

  • 人との交流がなくなる
  • 季節の変化を感じられない
  • 外の風景を見なくなる

毎日、変わりばえない生活は刺激が失われます。

そうすると、興味や意欲もどんどんなくなっていき、閉じこもりを続けてしまう…という負のスパイラルに。最終的には寝たきりに行き着きます。

外出を促すとお年寄りが怒ってしまうから。とか、

大変な介助をするよりも寝ていてもらった方が楽。とか、

必要以上に介助をするなど、寝たきりになる原因は多岐に渡りますが、是非注意していきたいものですね。

 

閉じこもり症候群

最後に閉じこもり症候群になってしまう流れをご紹介します。閉じこもり症候群から寝たきりになるまでに気づいたら早急に手を打ちましょう。

  1. 本人の変化(よく居眠りするようになったなど)を周りの家族が見逃してしまう
  2. 以前はやっていたことをやらなくなってくる
  3. 外出する機会がなくなり、生活空間が狭くなってくる
  4. 家族に対する依存心が強くなってくる
  5. からだを動かさないことによる機能低下の進行
  6. 寝たきりになる

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