ライフスタイル

勝負。それはどんなゲームでも全力を持って挑むべきだ。

勝負。それはどんなゲームでも全力を持って挑むべきだ。

何を隠そう、今私はババを持っている。かなりポーカーフェイスの私だ。この局面を切り抜けることだろう。

なぜ、そんな自信があるのか。・・・それはまだ開始したばかりだからだ。

オーケイ。クールにいらないカードは捨てた。

これから、人生をかけた戦いが始まる・・・。

 

 

まずは普通にやり過ごす

まだ、あわてるような時間じゃない。仙道も言ってる。

今、ここには私と田中、石井、ブサイク鈴木がいる。順番は私、田中、石井、ブサイク鈴木で円形に座っている。

そして戦場は石井んちだ。石井んちがなぜ、戦場になったか。

 

何で、こんなふっ散らかった部屋が・・・そう思うだろう。

 

ベッドの下に本が隠してるような、この部屋がなぜ?

 

それは30分前のことである。

 

ー30分前ー

久しぶりに同級生と遊ぶことになった。地元の喫茶店で待ち合わせをして、メンバーが集まった。

イケメンの田中、小柄な石井。そして何年経ってもブサイクな鈴木。

喫茶店では昔話に花を咲かせ、当時やっていたゲームの話で盛り上がっていた。

遊戯王という漫画がある。

ご存知の方もいると思うが、その中にカードゲームがある。漫画でのシーンではかなり激アツな状態だったが、そのカードが販売されることになった。

当然、私たちはそのカードを買い、暑いバトルを繰り広げてることになる。

少ない小遣いでカードを買ってはバトルをし、トレードしたりして、隣のクラスの奴をコテンパンにする。

それが私たちの流れだった。

そんな時、

 

ブサイク鈴木「そういえばさ、当時1番強かったのって結局誰だ?」

 

私たちが持っていたカードは大体似たり寄ったりで、レアカードのバラつきはあったが大体同じくらいの強さだった。

ただ、作戦の強さでは田中が1番だった。どんなクソカードを引いても使い方が上手かったのだ。

 

 

 

石井「やっぱ俺かな。ブルーアイズ持ってたし。」

 

 

 

ん?

周りを見ると、皆同じような表情をしていた。

そこから話がヒートアップし、当時のカードは皆持っていなかったので、トランプで勝負しよう。という流れだ。

 

さと→☆「この喫茶店からだと、1番近い家つったら石井か?トランプあんの?」

 

石井「デュエリストだから、当然持ってるよ。」

 

御託を並べる小さいおじさんを他所に私たちは汚ねぇ石井んちに行くことになった。

当然、負けられないのである。

 

デュエルという名のババ抜き

今回はトランプなのでレアアードの偏りもなく、公平なデュエルだ。

そして、冒頭に至る。

何周かすると、私のカードの減りが早くなる。ババを残して。

 

さと→☆「おいおい、いいのかい?このまま上がっちゃぞ!」

 

ここから、心理戦が始まった。

 

田中「ちょっと待って、今ババ持ってるの誰?」

 

ここは、持ってる風を装って持ってないように見せかけて、実は持ってるという作戦でいこう。

 

さと→☆「実は俺なんだよね。」

 

 

 

とカードから周りへ視線を移すと、石井もブサイク鈴木も手を挙げている。

 

 

 

田中「ちょっ、ババ3枚もあんの?(笑)」

 

私の作戦は見事に失敗した。結果、錯乱させることに成功した。

 

石井「今、こいつ(ブサイク鈴木)がババ抜いたよ!ラッキー!」

 

よせ、石井!そんな茶番はいらねぇんだよっ!

 

さと→☆「田中、それ・・・ババだけど良いのか?」

 

もちろん、ババじゃない。石井の茶番が移ってしまった。見事に引き抜かれる。

 

田中「あがり!」

 

大丈夫。1位は取り逃がしたが、最下位にならなければ良いんだ。

 

結末

 

 

まだ、あわあわああああわわわてあわてるような時間じゃない。

 

なんと2位はブサイク鈴木だった。

 

 

今、ブサイク鈴木は呑気にコーラを飲んでる。腹たつ。

 

 

石井「俺のババは右にあるよ!」

 

 

 

うるさい!ってかいる?その茶番!?

 

 

 

さと→☆「残り2枚だ。ただ引くだけじゃつまらない。お前のディエリスト魂、見せてもらうぜ!右にババがある。」

 

 

石井は本気だった。自分から最強と謳っておいて、ドベ争いをしているのだ。当然のことだった。

 

 

石井「お前、昔からそういうフェイントかけてくるよな!そう見せかけて逆なんだろ?」

 

 

 

 

そう言って右のカードを引く石井。

 

 

 

 

さと→☆「言い忘れてたけど、俺から見て右な?」