介護

介護するにあたり共通認識すること

介護するにあたり共通認識すること

元介護士のさと→☆(@arosatalk)です。

無資格で介護の世界に飛び込み、右も左も分かりませんでした。働いてみると分かるのですが、無資格で働こうとする方は多いということ。

資格がなくても家族に介護を必要とされる方や、これから介護の世界に飛び込もうとされる方に少しでも参考にしていただければ幸いです。

今まで介護職で働いてきて、学んできた事をご紹介していきます。

 

お年寄りの人間としての尊厳を守る

お年寄りの人間としての尊厳を守る

『お年寄りの人間としての尊厳を守る』という事はお年寄りの介護をする上で、最も大切な視点です。

私が資格を取るときに、教科書で何回も見ました。初めて見ると、「尊厳だなんて、なんか堅苦しいなぁ。」と思われるかもしれません。

お年寄りの身体には若かった頃と比べると変化が起こります。言ってしまった事をすぐに忘れてしまったり、今まで出来ていたことが出来なくなったり。例えば、

下の世話をしたり、着替えを手伝ったりする機会が出てきます。

お年寄り側からするとやっぱり恥ずかしいです。

「お年寄りだし、まぁいっか」じゃなくて、しっかりと配慮することが大切。

だんだんと物忘れが多くなってきて、何を言っても忘れてしまう。ということもあります。

そんな時でも「すぐ忘れちゃうから、何を言っても無駄。」となりがち。

何度も伝えたり、メモに書いて渡したりと向き合っていきましょう。

あくまで一例ですが、尊厳を守るとはそういうことです。

お年寄りになると誰もが寝たきりや認知症になる可能性があります。残りの人生を少しでも充実させ、心安らかに過ごせるよう手助けしていきましょう。

 

お年寄りと介護者は二人三脚

介護認定を受けて、ケアマネージャー(介護支援専門員)がつくとケアプランを作成します。ケアプランには目標が設定されていると思います。

この目標では、『転ばないように生活する』『1人で着替えができるようになる』『近所のスーパーまで買い物に行く』など、大げさなものではありません。

この目標を、お年寄り本人と介護者で共有することが大切です。マンネリ化し易い介護生活ですが、目標を意識することでメリハリが生まれるハズです。

出来なかったことが出来たり、少しでも目標に近づいたりしたら一緒に喜びましょう。

 

綿密な連絡を

在宅介護をする上で、ケアマネージャーは欠かせません。

日頃から綿密な連絡を取り、健康状態の把握をしておいてもらうことが大切です。

ケアマネージャーはサービス事業者との調整を行なってくれるので、かかりつけ医や利用するサービス事業所に情報共有してくれます。

例えば入院することがあったとして、病状が安定したので退院することになります。そのような時は医師に診断書や今後の診療方針などを書いてもらい、ケアマネージャーに知らせておきましょう。

その他にも、健康状態で気付いたこと、分からない事はケアマネージャーに相談すれば、力になってくれます。

 

全員が介護に関わる

全員が介護に関わる

主な介護者を誰にするかはとても重要なことですが、それよりも重要なことがあります。それは関わりある全ての人が役割を持つということ。

主な介護者に全て任せてしまうと、介護疲れになってしまいます。役割といっても、

  • 話し相手になる
  • 散歩に連れて行く
  • 週2〜3回、介護を変わる
  • 長期休暇の時は預かる

など、それほど難しくはないものでもいいと思います。親族会議を開いて、それぞれ役割を決めましょう。

その際はお年寄り本人も交え、希望など聞くのも必要です。

調整役であるキーバーソンを決める

まずは介護計画の責任者となるキーパーソンを決めます。キーパーソンは親族の立場や状況を把握し、調整します。ですから、親族に対してしっかりと意見が言える人が適任です。

ケアマネージャーを筆頭に、主治医、看護師、リハビリ担当医から病状や健康管理の注意点などを詳しく聞き、その内容を親族全員に伝えます。

色々と連絡が来ると思うので、なるべく対応できる人物がいいかもしれません。

 

お年寄りにとって身近な人が主な介護者になると良い

お年寄りの生活習慣や好み、健康状態を1番把握できる同居家族が主な介護者に向いています。

同居人がいない場合は、お年寄り本人と1番接していた人がいいでしょう。主な介護者を決める時は、介護を受ける側の本人の意向も尊重する事を忘れずに。

主な介護者が転勤などで、主な介護者を変えざるを得ない時があるかもしれません。そんな時はキーパーソンを交えて、条件や意見を出し合いましょう。その中で最善策を決めていきます。

このような事もケアマネージャーに報告する事をお忘れなく。

 

全員が当事者という認識を持つ

主な介護者がお年寄りの配偶者であれば、体力的にも介護は大変です。

少し前までは『老老介護』といって、老人が老人を介護していました。

そこから進み、今では『認認介護』になっています。認知症の方が、認知症の方を介護しているのです。

先程も言いましたが、主な介護者に全てを任せる事は避けてください。関わりのある人たち全員が当事者として認識し、支援することが大切です。

少しでも時間を作って、1人ひとり、できる事をしていきましょう。

 

リハビリについて

リハビリについて

ケアマネージャーから様々なサービスの提案があると思います。その中にリハビリテーションが入っているかもしれません。

筋力が衰え、転倒してしまうことが少なくありません。打ち所が悪く、入院・・・なんて事もありますし、骨折してしまう事も考えられます。

関わりがある親族の方はリハビリの意義と進行状況を把握しておきましょう。

1番いいのはリハビリを行なっているところに見学に行く事です。懸命にリハビリに取り組んでいる姿も見れるし、周りのお年寄りはどんな方がいるのかも分かります。

その他にも

  • サービス担当者会議でリハビリの状況を聞く
  • リハビリを行なっているところで連絡帳があれば、リハビリ内容や様子を知ることができる

が、挙げられます。しっかりと応援していきましょう。