仕事

営業マン、初の外出。いろんな意味で上司があまりにもすごかった。

テレアポを始めて2日目。

毎朝、ミーティングから始まることを当日に知る。

わたしはたどたどしくアポイントを取れていないことを告げ、ノルマ未達の旨を報告した。

どう挽回すればいいのかも分からず、アポが取れるまでひたすら頑張る事しかできないでいた。

苦手な上司

周りの先輩方も同様の報告だった。

朝から皆怒られる 。

わたしはまだ入ったばかりだったため何も言われなかったが、先日怒られていた先輩が特に怒られていた。

 

早くアポイントだけでも取らなければ前進しない。

わたしは恐怖を感じながらテレアポをしていた。

1日中、電話をかけてもアポイントは取れなかった。

そんな中、上司がアポをとった。

 

お前まだ外出たことないやろ。一緒に行くぞ!

 

想像の斜め上をいく上司

わたしは上司に同行して、営業を学ぶ機会をいただいた。

しかし、アポイントを取った場所は県跨ぎで、かなり遠い場所だった。

私とは正反対の上司との電車での移動はかなり辛い。

 

まず、朝食をとってないからと電車の中でハンバーガーを食べる。

電話はマナーモードではなく、音は鳴るし電話には出る。

スマホでゲームをして大声をあげる。

・・・知り合いだと思われたくない・・・

 

駅に着いた時にはグッタリしたのを覚えている。

これから契約の場に居合わせるかと思うと覚悟が必要だった。

お客様宅へ向かい、挨拶を済ませてから世間話を一通りしてから本題に入った。

商品やサービスの説明をしてお勧めし、契約。契約書も抜けモレなく、あっという間に終わった。

人として尊敬は出来ないが、仕事はすごかった。

しかし、あまりに流れるような速さだったため、そこまで頭に入らなかった。

 

そこから電車に乗って会社に戻り、その日は終わった。

以前の職場では世間話という世間話はしていなかった。

学ばなければならないことは沢山ありそうだ。

帰りの途中で営業に関係する本を購入し、読み漁った。

全てにおいて遅れをとっている。

人一倍努力しなければスタートラインにも立てないと感じていた。

 

そこからアポを取り、上司と一緒に契約に行くことが増えた。

毎回、驚かされることは沢山あったが、得られる物も沢山あった。

そして、怒られることも。

アポの件数を上げなければ契約数も増えない。

結果、ノルマを達成できずに日数だけが過ぎていった。

 

それはわたしだけでなく、周りもそうだった。

毎日、怒られに出勤していると言っても過言ではなかった。

毎朝のミューティングが苦痛だった。

何百件と電話をかけて、アポが1件も取れなかった日がほとんどで、具体的な対応策を聞かれても、どこをどう対応したらいいか分からなかった。

 

気がつけば、初日に怒られていた先輩は辞めていた。