仕事

無職を乗り越え、初めての営業マン。出勤初日からビビる

営業マン走りながら考える。

それが私の考え抜いた答えだった。

そのスタンスで行くと決めた私は、他の仕事に挑戦しようと決意する。

既に学生に負けているのだ。

仕事を絞る余裕はない。

止まった針が動き出す

ハローワークでの検索では様々な職種で探すようになり、面接をバンバン受けた。

何回も落ちたが落ち込んでいる余裕もない。

次だ、次こそ・・・。

しかし、その時は前触れもなくやってきた。

 

とある急成長している企業の営業の面接を受ける。

未経験可で給料も少しだけ減ったくらい。

とても感じのいい面接官に一通り受け答えした後、思わぬ言葉をいただいた。

 

「じゃー、採用なのでいつから来れますか?」

 

耳を疑った。

当日に採用されるなんてことがあるのだろうか。

私は嬉しくて嬉しくて、仕方がなかった。

これで無職時代を越えられる。

日時を伝えて、ハローワークにすぐに向う。

就職先が決まったことを伝え、手続きを終えた。

家族に報告し、喜びを噛み締めたのを覚えている。

 

新しい仕事のはじまり

新しく決まった仕事はテレアポを行ってアポイントを獲得し、法人向けの品物を売るといった内容だった。

テレアポのレクチャーや商品についての知識、契約書の書き方を一通り学ぶ。

 

出社初日にも関わらず、先輩社員がドヤされる現場に居合わせた。

それは営業ならではお叱り。

ノルマ数に達していなかったからだ。

私もこれからノルマと戦っていかなければならない。

また、IT業界とは違って怒られ方も全然違った。

罵声に続く罵声で、社内に声が響き渡る程。

初めてこの現場を体験した私には少し刺激が強かった。

 

私が所属した部署は少人数で、新規立ち上げの部署だった。

他の部署は営業と全く関係ない職種。

当時の私の印象は『離れ小島』。

 

面接官も違う部署の方だったし、後に聞いた話では新規事業の立ち上げで人手が必要だったとのことだ。

それで当日採用だったのか・・・と悟った。

 

また、直属の上司は外部の方で、営業のノウハウを教えてくれた。

コテコテの関西人という印象を受けたが、生まれは東京で仕事の関係で大阪に行った際に関西弁になり、それ以降は関西弁のままだそうだ。

とても声量のある方で、ヘビメタ好き。

お金が大好きで、後輩からいつも借金をしていた。

正直、私とは住む世界が違っていた。

 

軽い自己紹介を終えて、さっそくテレアポを行う。

営業に対する目はどの家庭も厳しく、中には文句を言って切る方もいた。

さっそく私のノルマも与えられていた。

5件。

これが私の最初の目標だった。

 

早くノルマの件数を減らさなければ・・・。

私は懸命にテレアポを行ったが、初日でアポを取れた件数は0のままだった。