仕事

無職になり、お先真っ暗となったからこそ一度立ち止まる必要がある

無職時代振り出しに戻った私は速やかにハローワークへ向かい、手続きを行う。

やはりと言うべきか、私の年代の人は周りには全然いなかった。

初めてハローワークに来たので、まずは受付に向かい、書類を提出した。パソコンを使って検索するスペースは混雑していた。

職員と面談を行ったり、説明会を受けて次へ向かう準備をした。

初めて職を失い・・・

家に最初の頃はクビになったショックが大きかった。

沢山勉強をしたけど実力不足は否めない。

中卒社員としてこれから職を探すには、拾ってくれる会社なんてない。

それじゃー他の仕事を選ぶのか。

その場合は何ができるのだろうか。

漠然とした不安しか感じられず、眠れない日もあった。

 

どうしたらいい・・・どうしたら・・・

 

これからの生活費も問題だった。

失業保険の支給額は決して多くない。

早い内に仕事を決め、元の生活に戻らなければならない。

有給分、貯金していたボーナス分、そして失業保険。

無くなるのは時間の問題だった。

 

まずは情報収集だ。

そこからハローワークに毎日通い、仕事を探した。

IT業界を中心に探したが、なかなかいい条件が見つからなかった。

こう表現すると高望みしているように感じるかもしれないが、従業員が1名や0名の会社がゴロゴロあるのだ。

1名の会社は社長自ら仕事を回しているのだろう。

しかし、求められるのは即戦力に違いない。

0名のところは会社運営が失敗したところだろうか。

いずれにしろ、私の選択肢には入らなかった。

 

知り合いからの助言

ある日、私のあまりの落胆振りを見た知り合いから、一度仕事のことは考えず、リフレッシュしてみたらどうかと提案を受ける。

不幸中の幸いに失業保険の期間はまだまだある。

本当はそんな猶予すらないと思っていたが、落胆した状態でいい結果が出るハズがない。

私はその提案に乗ることにした。

 

仕事以外の事に目を向けると、今までの自分の生活がいかに乱れていたかが分かった。

食生活の乱れ、睡眠時間の少なさ、そして毎日の仕事に追われて周りが見えていなかった事を思い知る。

 

この時の私は1人暮らしをしていた。

会社と自宅の往復だったため、見知らぬ土地に引っ越した私には土地勘が全くなかった。

これはいい機械だと、私は周りの土地を調べることにした。

 

まずは食生活を正すために今までやってこなかった自炊を行った。

外食ばかりだったけど、このまま外食していたらあっという間に貯蓄がなくなる。

周りのスーパーに足を向け、「〇〇が安いとこはここ」「××を買うならここ」といった具合に少しずつ慣れていく。

道中の景色さえ、新鮮に感じた。

当時住んでいたところは緑が多く、どこか田舎っぽさが残っていて心が洗われるようだった。

睡眠時間もしっかりと確保し、自分と向き合う期間となったのだ。

仕事仕事で周りが見えていなかったが、平日の昼間はとてもゆっくりと時間が流れていて、私も同じ時間軸で生きているんだなと実感したのを覚えている。