ライフスタイル

田舎の雰囲気が大好きっていう話

とある事情で青森県に行く事になった。

関東に住んでる私は今年に入ってから人生で2回目の青森。

正直、どれくらい寒いのか分からなかったので、かなり着込む必要があるだろう。

 

関東でも雪が降っていたので、東北なんてもっと寒い。

雪を通り越して雹が降ってるんじゃないだろうか。そう考えると、傘なんて意味がない。

・・・じゃあ、どうすればいいんだろうか。

まだ家の中にいるというのに、青森に雹が降っているという勝手な憶測により弾き出した答えはダウンを着るという事だった。

きっと、ダウンのフードが頭を守ってくれる。少なくとも上半身は守れる。

・・・じゃあ、下半身はどうするんだ。その前にフードって言っても万能じゃない。

顔はどう守る。目は最悪、メガネが守ってくれる。でも、メガネ壊れたらこまr

 

 

ゴチャゴチャ言ってねぇで行くかっ!

 

 

ちょっくら、青森行ってくるだ

荷物を持って、家を出た。

世の中は3連休ということもあり、電車の中は空いている。

やたらとハイテンションなグループはきっと朝帰りなんだろう。

一番ハイテンションな女の子はきっとあの男の子が好きなんだろうな。

さっきから男の子は低電力モードで対応してるけど、きっと眠いんだろう。

いや、これがモテる男性の対処なのだろうか。

私なら間違いなく一緒にウェーイ☆ってやる。いい年したオッさんでも一緒にウェーイ☆やる。

 

いや、待てよ。

眠いとか、モテる男性の対処とかではなく、興味ない子からのアプローチなのか?

低電力モードの理由はそこにあるのかもしれない。

会話の流れから、朝に帰るという事は分かる。

ただ、低電力モードの理由が知りたい。

眠いのか?興味がないのか?

私はその男性の表情をチラ見した。

目が死んでいる。

・・・という事は・・・眠いのか?興味がないのか?

分からない。これはもう少し様子を見てみよう。

 

プシュー

 

プシュー?なんだ扉が閉まっただけか。

・・・ちょ、待って!ここで降ります!運転手さん!・・・ちょ、待てよっ!!!

 

大丈夫。新幹線までの時間はまだ余裕がある。クールにいこうか。もう人間観察はやめよう。そうしよう。

 

新幹線に乗る。

いつも思うんだけど、座席の背もたれがデフォルトの状態だとかなり背筋ピンとした感じにならないだろうか。

だから少し倒そうかなとか思うけど、なんか後ろの人に悪いかなとかそういう心理戦に持ち込まれる。

いや、分かるよ。

慣れてる人だったら問答無用で倒す。

少し気遣いが上手い人なら「すみません、ちょっと倒します」なんて一声かければいいということを。

どうか、新幹線関係者の皆さま、デフォルトの角度θを倒して下さい。

 

いつの間にか眠ってしまい、気がつくと盛岡だった。

外の景色を見てみると、雪なんて全然降っていない。

このまま行けば、新青森に着いても雪なんて降ってないんじゃないだろうか。

誰だよ、雹が降ってるって言ったヤツ。

雹どころか、雪すら降ってねーよ。

もうひと眠りしよっと。そして、次に目を覚まして窓を見たら、

 

 

白銀の世界

 

 

一体何があったんだよ、この短い間に。

さっきまで雪なんて降ってなかっただろ?

新青森に到着!

恐る恐る新幹線を降りた私は、すぐに暖かいコーヒーを買った。

思っていたより寒くない。

正確には寒いんだけど、関東の寒さとそんな変わらないといった感じだった。

しんしんと雪が降っている。因みに雹は降っていなかった。

新青森から弘前に向かった。寒い地方の電車をご存知だろうか。

あ・・・ありのまま起こったことを話すぜ!

具体的な場所はわからないが、寒い地域では乗客が電車のボタンを押せば扉が開く・・・

な・・・何を言っているのかわからねーと思うが、俺もどうすればいいかわからなかった・・・

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。

無事に弘前に到着。そして用事を済ませた。

 

大人になってからこんな大量の雪を見たことがなかった。ゆっくりと歩を進める。
 
せっかくなので、最寄駅まで歩こう。とっくに冷え切ったコーヒーを飲みながら、弘前を散策する。
 
人が全然歩いていない。車がたまに通るぐらいだ。ガヤガヤとした喧騒はなく、緩やかな時の流れを感じる。
 
雪がパラパラと降り出してきた。
 
今思うと毎日毎日、会社と自宅の往復。土日、祝日も仕事の為、どこかに旅行する事もなかった。
 
朝4:30に起きて、準備をする。すぐに家を出て、1時間40分かけて通勤。そこから8時間働いて、残業。
 
残業を終えたら、また1時間40分かけて帰る。ご飯食べて、風呂入って、次の日の為に早めに就寝する。
 
休日は思いっきり寝坊するのが楽しみになり、映画とか本を読んだらあっという間に時間は過ぎる。
 
次の日は朝早いので、早めに寝ないといけない。
 
その繰り返しをずっとしてきた私にとって、この時間はあまりにも美しく感じた。
 
将来は田舎の方に引っ越して、このゆっくりした雰囲気の中でのんびりと過ごそう。
 
そんな事を考えていたら・・・
 
 
 
 
 
 
 
迷った
 
 
 
 
 

極寒の地で迷子!オアシスは撫牛子駅だった!

 
 
あっれ、どこで間違えたかな。ってかここどこよ?
 
人が歩いていないので、道を聞く事も出来ない。でも、安心して欲しい。私には文明の利器があるじゃないか!
 
いやぁ、焦った。マジ焦った。Be coolBe cool・・・
 
最寄駅は・・・なんて読むんだ?まぁ、いい!とにかく早く最寄駅に向かおう。
 
段々と雪が本格的に降ってくる。
 
 
 

 

その後、無事に駅に到着する。とっくにコーヒーが切れていたので、自販機でコーヒーを買った。

オアシスを見つけた私はそそくさと駅に入る。

もし、この時代に生まれていなかったら。もし、スマホがなかったら。私はどうなっていたんだろう。

あのまま見当違いのところを歩き続けて、体力を消耗してしまうだろう。そして、とうとう倒れてしまう。大丈夫。雪の絨毯にモフっと。

そして、どんどん雪が積もってきてしまう。走馬灯が見えてくる。

あぁ・・・忘れもしない、運動会。リレーの選手に選ばれた私はトップランナーだった。

周りの組のトップランナーは皆早いヤツばかりだった。

なんで自分が選ばれたんだろう。

ヨーイ、ドン!

精一杯走った。もう全力という全力を出した。もう半分くらい走った頃だろうか。

もう少し速く走れるんじゃね?と思った私は足の回転数を上げた。昔の漫画にあるような。足がくるくる回るアレだ。

回転数を上げた結果、どうなったか。コケた。当然だろう、全力という全力を出して走っている中、回転数上げたら、そりゃもう・・・ね?

即起き上がり、バトンを繋ぐ。

その後、周りのクラスメイトが早いヤツばかりだったので、グングン追い抜き、ギリギリで1位となったのだ。大喜びだった。クラスが一つになった瞬間だった。私もやらかしてしまったが、本当にいい結果になって良かったって。

 

そこで疑問が生じた。(俺・・・いる・・・?)

 

そんな走馬灯を巡らせていると、どこからか声がする。

「・・・ぶ・・・か?」

「・・・丈夫ですか?」

「大丈夫ですか?」

そこには綺麗なお姉さんがいる。危うく私は「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ。」という状況になりそうだった。

 

 

本当、頭大丈夫ですか?って自分で心配しちゃうよっ

 

 

因みに、読み方は撫牛子(ないじょうし)駅。

そして、すぐに異変に気付く。駅に入るとすぐにホームがあるのだ。

いや、待て、まずは情報収集だ。この自販機の後ろに部屋があるから取り敢えず入ろう。

 

 

この部屋は一般開放されているのだろうか。周りには誰もいない。エアコンはないが、外の風は凌げる。

私はコーヒーを飲みながら、周りを見渡す。座席とゴミ箱と、なぜか駅ナカの蕎麦屋においてあるような券売機があるだけだ。

 

 

「まさか!ここはっ・・・」

その部屋を飛び出すと、すぐに見つかった。

 

「ここは・・・無人駅だったのか・・・」

先程の部屋に戻り、時刻表を見る。なんと1時間に2本ペースだ。乗りたい電車はあと30分しないと来ない。

山手線のようにジャンジャン電車が来るわけではない。このゆったりしたペースがまた新鮮に思えた。

ちょっと小腹が空いたな。まだ若干時間あるし、どこかお店ないかな。

 

ないよねー。そうだよね。

小腹の方は諦めて、待合室でゆっくりと電車を待つことにした。

段々と雪が強くなってくる。

写真には上手く写っていないが、結構雪が降っている。

地元の人は見飽きてるかもしれないが、私はその雪をずっと眺めていた。

まるでスノードームの中にいるみたいだ。

 

関東からあまり出たことのなかった私にとって、初体験がたくさんあった。

きっと青森以外にも、この独特の穏やかな雰囲気がある場所はあると思う。

その雰囲気は私は大好きです。

田舎に行って暮らしたいと強く思うのでありました。

現場からは以上です。