1時間40分。何の時間かって?私の通勤時間である。
道路が混んでいると2時間を超えることもある。朝5:30に家を出なければ遅刻。
そして、私は朝の準備にとても時間がかかる。以前も書いた事があるが、私の起動時間はとても遅い。
車での通勤だった為、長い道のりには飲み物が必要だ。私はいつもコーヒーを飲んでいる。
通勤スタイル
目を擦りながら、好きな音楽をかけ、コーヒーを飲みながら運転する。これが私の通勤スタイルだ。
通勤時間は長いが、車内の時間はとても優雅。かなりマッタリしている。
仕事に行くのはもちろん億劫だ。だけど、この優雅な時間は私は大好きだった。
それに加え、無茶な運転をして来た車に車内でコッソリと愚痴を言う。最高じゃないか!
思った事を素直に言え、大好きな音楽、大好きなコーヒー!ここは楽園!
そう、楽園なんだっ!!
ヒャッホォオオオ!!(奇声)
こんな感じだが当然、安全運転である。そして、使う道路はどの辺りから混むのか、どっち車線を走っていればいいのかが段々と分かってくる。
これにどハマりすると合流するのも大変だし、下手したら2時間コースだ。
行きも帰りも、ジャンジャンコーヒーを飲む。
これが飲まずにやってられるか。
同僚からは、
「そんなにコーヒー飲んで、途中でトイレ行きたくないの?」
と聞かれるが、全然ならない。もし、なっていたとしたら大変だ。
道中に入りやすいコンビニが全然ないのである。
私の体はコーヒーで出来ている
仕事中はというと、ジャンジャンコーヒーを飲む。隙をついてはコーヒーを飲む。
コーヒーが私を奮い立たせる。
どんな状況でも私にはコーヒーがあればやっていける。
仕事がない日はというと、ジャンジャンコーヒーを飲む。隙だらけなのでジャンジャンコーヒーを飲む。
もしかしたら、私はグールなのかもしれない。と錯覚するほどだ。
同僚に、
「そんなジャンジャンコーヒー飲んでて大丈夫?」
と聞かれる。何を心配しているのだろうか。全然大丈夫である。逆に、オメーもジャンジャンコーヒー飲めよと思う位だ。しかし、次の言葉に私は考えさせられた。
「コーヒーは水分摂取したうちに入らないから、脱水とかしたりするんだよ。」
・・・えっ。
つまるところ、私は食事に含まれている水分しか摂取してないことになる。これは大変だ。
カフェインによる利尿作用で体内に必要な水分も排出されてしまうのだ。
成人男性は1日にだいたい2リットル摂取しないといけないらしい。
これは大変だ。
これからは水を飲もう。そう思った。私は次の日から2リットルの水を買った。1日にこれを飲みきればセーフ。
しかし、初日は半分も飲めなかった。
帰宅路
それからというもの、私のオアシスでの過ごし方が変わった。朝も夜もコーヒーを断ち、水を飲むようにしたのだ。
コーヒーを飲む機会がグッと減った。
そして、それは突然とやって来た。帰宅している途中、水をガブガブ飲んでいた。
「おっと、ここで左車線に行かないと、どハマりするな。」
なんて言って、コーヒーを飲んでる時のようにジャンジャン水を飲む。
30分くらい車を走らせた辺りだろうか。
その・・・何というか、トイレに行きたくなって来たのである。
あと1時間10分くらいか。
しかし、しばらくは車が停められそうなコンビニはない。
とりあえず、水を飲むのをやめよう。
ー10分後ー
・・・あぁ、喉が渇く・・・
いつも飲みながら運転するから、習慣で飲みたくなる。
ー20分後ー
ちょ、ちょっと飲もう。ほんのちょっとだけ。
その結果、尿意がガツン☆と上がる。
ー30分後ー
喉の渇きどころじゃない。早くトイレを見つけなきゃ。
道を変えると変える時間遅くなるから、家の近くまで我慢しよう。
ー40分後ー
「う、嘘だろ・・・」
いつも通ってる道がかつてない程、渋滞になっている。
もしや、事故ったのか?そうなのかぁああ?なあ?おいいいいいいいい!!!!!!
ー50分後ー
カクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクかカカク(白目)
ー60分後ー
車が動く。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
超安全運転でコンビニに到着。
「あ、ああの、あの、トトトトトイレ!借り・・・・」
もう変出者である。私が精一杯のセリフを遮る店員。
店員「どーぞー」
無事にトイレを済ませる事ができた。私はそれ以降、車の中では水は飲まないことにした。
え?ガソリンスタンドでいいじゃんって?
うるせぇよ!!!!